ときどき、急患が病院に運ばれても手術ができる医師がいない、という事態が生じることがあります。一刻を争うときに、別の病院を当たるまでに時間がかかってしまい、患者さんの容態が急変するのはなんとしても避けたいものです。そこで、インターネットで複数の病院に患者さんの映像を送るのはどうでしょうか。やはり自分の目で確認するまでは、医療の現場としても安請け合いはできないでしょう。電話で病状を伝えることもできますが、目から入る情報のほうが有利です。 インターネットで瞬時に複数の医師に情報が伝われば、どこの病院が受け入れてくれるかまでの時間を大幅にカットしてくれます。患者さんは最初の病院で素早く医療措置を受けられ、助かる可能性が高くなるでしょう。そのために、救急車にインターネットができる装備が望まれます。カーナビゲーションを利用してそのようなシステムができるかもしれません。ただ、カーナビゲーションは運転席にあるので、モバイル端末のほうが使いやすいでしょう。 インターネットで、病院に着くまでに医師から詳しい指示を仰ぐこともできます。患者さんを運んでいる人たちも、医療の知識がありますが、専門の医師でなければわからないこともあるでしょう。そうして連携を密にしておけば、病状が悪化するリスクを最小限にすることができます。また、事故などで救急隊員だけでは対応できないほど怪我人が出たときに、その場に居合わせた家族や友人が助けになるかもしれません。